インターネットの持続可能性

 ステイナブル(Sustainable)という考え方がある。「持続可能な」という意味で、地球の環境に悪影響を与えずに継続できる方法を指す。いわゆるエコの一種とも言える。

 ここ数十年の急激な発展を経て、むやみやたらに開発したり経済優先で環境を考慮しないビジネスは間違いだと、人々は気づくようになった。先進国の大企業はこぞって環境基準を満たすことを必須としている。そんな中、ネット業界はどうだろうか? サステイナブルだろうか?

 インターネットは大変効率的なシステムで、多くが無料のすばらしいサービスや情報であふれているが、地球に与える影響がまったくないわけではない。ただHPを作るだけ見るだけで影響がある。例えばこんなものがあるだろう。

  • コンピュータ
  • 電力
  • インフラ(有線/無線)


 コンピュータとは、PC(携帯)もサーバも含めたその製造コストだ。半導体やディスクも含む。必ず必要となる。これらの製造が必要以上に環境に影響を与えないか?

 電力とは、これもPC(携帯)側とサーバ側を含めた電力コストだ。インターネットは電力がないと成り立たない。その電力を起こすためにどれくらい環境に影響があるか?

 インフラとは、インフラの敷設・運営のためのコストだ。トラヒックがますます増加する中、インフラへの投資が環境にどう影響を与えるのか?


 農業はもちろん製造業もが環境に目を配りサスティナブルなシステム作りを見直す中、ネット業界はまだこの取り組みが不十分だ。良くも悪くも未成熟な産業だと言える。インターネットを愛するならばこそ、早めにサステイナブルを意識していく必要があるだろう。



 そういえば、Googleはどれも結構考えている。さすがだ。