お金と創作意欲
またまた音楽の著作権問題が議論になっています。
「iPodやPCからも補償金を」と権利者 私的録音録画小委員会
私的録音録画補償金制度の見直しを検討する小委員会の会合が開かれ、iPodや携帯電話、PCなども補償金の課金対象にすべきなどの意見がでた。
いつも不思議なのが、仮にルールが変わって従来ほど儲からなくなったらアーティストの創作意欲は失われるのか?、ということ。アーティストへのリスペクトは大切だし、それなりの対価を得るべきだとは思うけれど、本当に現在と同程度の収入って必要なんだろうか? ゴージャスな生活をしないといい曲を書いたり歌ったりできないんだろうか? むしろ、貧しい時代にいい曲を書くアーティストの方が多いと思うけれど。
プロ野球選手の平均年棒が半分になったとして、野球選手を目指す子供の数は減るのだろうか? 高い年棒が”子供に与える夢”なんだろうか? 野球の質を高めるのに貢献しているのだろうか?
ちょっとやそっと市場規模が減ったって、音楽市場の質は落ちないと思う。本物のアーティストはレコードの売上高を考えて曲を書いているわけじゃない。1曲歌ったらいくらか計算しながら歌っているわけじゃない。むしろ、人々に想いを届けたいからだろう。想いがより流通しやすくなるんだ。喜ぶことなのに。