お買い物と投資

 なじみ中島さんの『Life is beautiful』より。

Life is beautiful プラットフォームを選ぶということ


「どのプラットフォームが勝つか」を予想してそれに基づいてビジネス判断をすることは「勝ち馬に乗ろうとする」行動でしかないが、こんな風に「このプラットフォームを勝たせたい」という思いで積極投資をすることは、自らが特定の馬を選んで「その馬を勝たせよう」とする行動であり、ある意味で「未来を創りだそう」とする行為だ。

 この例では、どのプラットフォーム向けの開発をするか、がテーマになっている。それを、”積極投資”というところに共感する。

 僕は、開発とか投資だけじゃなく、単なる消費も立派な投資だと考えている。コンビニでジュースを買う時、デパートで洋服を買うとき、いずれもその企業に貢献したことになる。株を高い額で買って株価を上げるのも貢献だが、商品やサービスを購入することも貢献だ。しかもより直接的で効果的な一票だ。

 そんな風に考えると、毎日の消費や日々使っている製品を自分が知らないうちに応援していることに気づく。株式投資なんてしなくても、ちゃんとみんな経済に参加している。そんな意識が、企業を切磋琢磨させて世の中を素敵にしていくのだと思う。