競争について

久しぶりのエントリ。皆さん、すみませんでした。これからは毎日少しでも日々感じているビジネス論を書いていきたいと思います。
調査によると、きちんと更新しているBlog人口は結局ホームページの開設者数とそんなに変わらないとか。やっぱりどんなにツールが便利になっても毎日続けるというのは難しいことなんですね。


さて、今日の議題はゼロサムゲームについて。
ゼロサムとはサム、つまり合計値に変化がない(=ゼロ)という意味です。
例えばある市場でA社が70%、B社が30%のシェアを持っていたとします。これが競争により変化して逆の割合になったとします。しかし市場規模自体は変化していない。これです。
このゼロサムゲームが実際は非常に多いわけですが、これってユーザ的には、世の中的には意味があるんでしょうか?

一般的にゼロサムゲームというのは、単なる陣地の取り合いなので、いい意味では使われないことが多いのですが、私は意味があると思っています。なぜなら陣地の取り合い、つまり競争によって勢力図が変わるということは、お客さまがよりよいサービスを得ているという事に他ならないからです。シェア自体は大きくならなくても、シェア構造が変化すれば、ユーザは利益を得られるからです。

じゃあ企業側はどうでしよえか? 企業は競争によってサービス価値が向上しても、取ったり取られたりでは、体力が疲弊していいことがあまりなさそうです。次回は企業側にとってのゼロサムを考えてみたいと思います。