まだ・株ってなんで儲かるの?

株を適切に評価することが価値になると書きました。それはすなわち適切に投資するという意味です。ではなぜ適切に投資すると価値になるのでしょうか?

投資するとその企業にとって社会にとってどんな意味があるんでしょうか?
投資をすると、その企業の株価があがります。株価が上がるとその会社は自分の会社の株を持っているので、含み資産が増えます。株価が上がれば、理論上の企業価値が増えるので、買収されにくくなるし、逆に株式交換等で買収する力が増えます。また、企業価値が増えることで、銀行からたくさんのお金を借りやすくなります。このように株価が高くなると、その企業にはとってもいいことがあるのです。

では、経営がメチャクチャで、儲からなそうな企業に投資するとどうでしょうか? 資金繰りがよくなって経営状態がよくなれば成功ですが、失敗した場合は投資が無駄になります。だから損をします。世の中ではお金を増やすことはいいことで減らすことは悪いことなのです。 投資以上に儲けてくれる企業をあてれば、それは世の中全体の価値を増やしたことになるので儲かり、はずれれば損をします。要は、見込みのあるところに資金は流れるべきで、そうでないところには資金が流れないようにすべきなのです。それが経済のルールです。そのルールにあった行動をすればご褒美として儲かり、そうでなければ損をします。これが株です。投資です。経済です。