心さえ豊かなら
連続してエントリです。
大好きなアップルの記事で素敵なフレーズがありました。
30周年記念での創業メンバーの会話から。
アップルの30周年を祝うパネルディスカッションが開催 - CNET Japan
" 「誰も自分のコンピュータを買う余裕はなかった」とWigginton氏は言う。「自分専用のコンピュータを持つのは無理だと思われていたなんて、今となっては驚きだ」
一方、Espinosa氏は、自分が他のコンピュータ企業ではなくAppleで働くことにした理由について、次のような冗談を言った。
「Scott Computerは、通うには遠すぎた。当時は自転車しか持っていなかったからね。Appleの方がずっと近くて、私にとってはとても都合がよかった」
また、Espinosa氏によると、AppleがApple IIの開発を始めた頃に開発チームは自前の建物を使うようになったが、そこには電話以外の家具や備品が一切なかったという。"
なんだか貧しいのに豊ですよね。
物質的には決して恵まれていないのに、そこには豊かさやしあわせがある。心が豊かだから最終的な成果も豊なものになるといういい例だと思います。
先日の『日本語でわかるロングテール著者の新理論』で書いた様にアイコンやGUIという富豪的発想を成したアップルですが、物質的には決して富豪ではなかったというのはおもしろい点だと思います。
逆に物質的には恵まれている大企業では、心が貧しいために、イノベーションが起きにくいという問題が多い様です。おもしろいものですね。
物質的に貧しくても(もちろん豊でも)、心はいつも豊かにあろうと思います。