シリコンバレーが観る2007年業界予測

今日もありがとうございます。

さて、ITProにSan Jose Mercury Newsの2007年テクノロジー予測が和訳されています。

「人類皆ゲーマー」に---シリコンバレーの有力紙San Jose Mercuryが2007年10大予測：ITpro

1．すべてはあなた次第（It's all about 'you'）
2．コンテンツはモバイルに（On the go）
3. 電気自動車はまだ死なず（Not dead yet）
4．Vistaは世界に火を点けず（Hasta la Vista, Baby）
5．人類皆ゲーマー（We're all gamers now）
6．個人情報が危ない（No secrets here）
7．太陽電池は昇る（Here comes the sun）
8．カウチポテト族の夢が現実に（Couch potatoes celebrate）
9．LEDが蛍光灯を代替へ（Get the LED out）
10．位置情報サービスがブレイク（I can find you now）

わかりにく点を補足すると、『8．カウチポテト族の夢が現実に』とは、寝っ転がりながらリモコンでチョチョッとハリウッド映画をダウンロードして視聴できるという意味です。簡単に言うとVOD、具体的にはAppleのiTVや、XBOX、プレステ3等によるコンテンツダウンロードサービスです。

上記に加えて自分なりに予測してみたのがこちらです。

1. タブブラウザとRSSがメジャーに。
VistaのIE7によってマスユーザがタブブラウジングやRSSといった大量の情報を効率よく処理する手段の便利さと価値に気付く。

2.　ポータルの価値が下がる。
上記１によって複数のサイトを効率良く回ることに慣れたマスユーザが次第に旧来型のポータルを使わなくなる。

3.　インターネットのトラヒックと広告費が大きく増える。
上記１によって一人当たりの平均PVが増加し、インターネット広告費が増える。利用するサイトが多様化することで広告は一部のヘッドサイトだけでなくテールサイト側に若干動く。

いずれもVistaの普及を契機としたものです。はてなを使っているユーザには何年も前から当たり前のことかもしれませんが、PC標準（Windows標準）が変わるというのはハイエンドユーザの想像以上に大きなことだと思います。マスユーザが動くことでネットの使い方とトラヒックが大きく動くのではないかと思います。