嫌なことを良いことに変えるサービス

wanwangorogoro2007-01-04

年あけましておめでとうございます。昨年は多くのアクセスやブックマークをありがとうございました。今年も毎日読んで頂ける様がんばります。


て、元Google社員が始めたおもしろいサービスの紹介です。天気予報を賭けの対象にしたサービスです。

http://www.weatherbill.com/
(現時点でまだComing Soon状態)

TechCrunch Japanese アーカイブ » 天候保険WeatherBillで天気に賭ける


"元Google社員のDavid Friedbergがサンフランシスコを拠点に、WeatherBillという野心的な新サービスをここ数週間以内にローンチする。今その準備を進めているようだ。

WeatherBillは一般消費者向けのサイトではない。これは複雑な天気予報アルゴリズムを応用して天候に関する保険を個人や企業向けに販売する一種のeコマースサイトである。 企業向けに販売、と言ってもWeatherBillの保険は別に事業を営んでいなくても購入できる。ユーザーは単にクイックキャッシュ目当てに、ある地域の天気がどうなるか、賭けることができるのだ。

(中略)

そこでWeatherBillの登場となった。これなら誰でも特定の地域における天候保険が購入できる。Google Mapのマッシュアップ(下の右側のスクリーンショット)を利用して、希望する気象台を選んで、暑い、寒い、雨、乾燥など保険を掛けたい天候の種類とその日数が選べる。温度や降水量はユーザーがそれぞれ度、インチ単位で指定することができる。

たとえば、もし2007年3月のサンディエゴで、ひどい雨の日(降水量1/4以上)1日について100ドルの支払いを受けたいとするなら、保険料は370ドル64セントとなり、最大3千ドルまで支払いを受けることができる。すべての条件は変更可能なので、ユーザーはAjaxインタフェースを通じて、降雨量を増やしたり、一日に受け取る保険金額を増やしたりできる。契約は支払い金額最低1ドルから作成可能。"

このサービスは単なるギャンブルとしても身近でおもしろそうですが、それだけではなく、リスクヘッジ的な利用法ができることがおもしろいと思います。


『この日だけは晴れて欲しい』という日が誰にでもあると思います。デートだったり、旅行だったり、イベントだったり。そんな日に雨が降ると残念なものですが、そんなときにお金がもらえたらちょっとは気分が晴れるかもしれません。もちろん予想に反して(うれしいことに)晴れた場合は、掛け金を損してしまうわけですが。
何かよくないことが起きた場合のリスクを低減する。逆に何かうれしいことが起きる様な仕組みを作る。こんな視点でのサービスがこれから増えて行く気がします。