リアルとバーチャルの交錯

SecondLifeにスウェーデンが大使館のオープンを検討しているという噂が飛び込んできました。
一部では、SecondLife内の資産に課税をする気じゃないか、と言われている様です。


ぶんそこまでは考えていなくて、単なる国の魅力を伝えるプロモーションだと思いますが、バーチャルワールドにリアルの国が入ってくるって不思議な感じですよね。

世界が無限に広くて、土地がまだまだ自由に買えて、何でも自由に創れる世界で、果たして既存のリアル世界の国がどんな位置づけになるのか?

従来は、国というのは土地や言語や文化によって区分けされていたわけですが(確かこんなことが『国家の品格』か『ウェブ人間論』に書いてあった様な・・曖昧ですみません)、バーチャルワールドでは個々人が自由に創造性を発揮していて、もう色々な特徴を持ったキャラクターがごっちゃ混ぜなわけです。

国や土地や民族等によって区分されているんじゃなくて、その人の感性やポリシーによって特色がついています。そんな世界で大使館がどんな意味をもつのか? 国というのはバーチャルワールドの住民にとっても一つの社会的属性だと思いますが、リアルワールドでのそれと比べるとあまりにも意味合いの薄い属性です。しかし、逆になんでもありの世界だからこそ、ある程度制限のあるリアルワールドの属性が大きな意味合いを持つようになるのかもしれません。いったいどんな位置づけになるんでしょうね。


非本当に作ってほしいな、と思います。こういう色々な事例を通してだんだんリアルとバーチャルの在り方がわかってくると思うので、とても興味深い試みだなと思います。