SecondLifeと監視社会
SecondLifeが詳しい人口統計を発表したそうです。Excelシートで詳しい数値を確認することができます。
Official Linden Blog » Blog Archive State of the Virtual World – Key Metrics, January 2007 «
紹介記事はこちら。
TechCrunch Japanese アーカイブ » Second Life国勢調査
"全登録ユーザー数は1年前の12万4千人から現在は310万人に増加。クレジットカードやメールのダブりをカウントしないと、控え目な測定値では1年前の 9万5千人から200万人に拡大している。常時1万人から3万人のユーザーがオンラインでワールドにログインしている状況のようだ。"
まるで国が発表している統計みたいですね。
例えば、全ユーザに占める日本ユーザの割合は1.29%だそうです。
また、最新の2007年1月にユーザがセカンドライフで過ごした総時間は10,817,667.97時間です。
ちょっと計算してみます。ユーザ数はアカウント登録の重複を除くと上記の通り約200万(1,974,607人)なので、一人当たりの月間プレー時間を計算すると、約5時間29分。
1日(30日)あたりは、約11分。
24時間に占める割合は、0.76%の計算になります。
現時点で、ユーザが人生の0.76%をバーチャルワールドで費やしている! しばらく変化を見て行くとおもしろそうです。
等と考えているうちに思ったのですが、SecondLifeって、何でも把握できてしまうんですよね。当たり前ですけど。
Google等の検索エンジンの重要性が語られた際に、情報管理について色々議論がありましたが、バーチャルワールドは検索エンジンよりも遥かに多くの情報を管理することができます。もちろんリアル社会の国勢調査どこではありません。もっと利用時間や利用人口が増えたらいったいどうなっていくのか? 監視社会というとちょっと大げさだし、普通に楽しめばいいと思いますが、ユーザ層がマジョリティにまで広がってくるとこのあたりも検討課題になってくるのかもしれません。
情報管理が進むとどうなっていくのかというモデルケースにできれば、リアルワールドをもっと良いものにしていく良い例にできるのではないかと思います。