Googleとガリレオ裁判

Googleが著作権侵害を支援したと言われているそうです。

グーグル、映画の海賊行為を支援したとして批判を受ける--米報道 - CNET Japan


訴状によると、被告らは、自分たちのサイトがあたかも合法的なサイトであるかのように装い、Googleの検索サイト上で最近リリースされたばかりの映画を検索すると表示されるスポンサーリンクを使って、自らのサイトへのアクセス数を増やしていたという。それに対し、被告らはこの容疑を否認した上で、彼らはGoogleから映画のタイトルを有料のキーワードとして使用するよう提案されたと主張している。


たしてこれはGoogleにとって、『スネの傷』なのか『名誉の負傷』なのか?

批判的に書かれている様ですし、Google自身も対処しようとしている様ですが、遠い将来になって振り返ったらこれはどういう出来事だと考えられるんでしょうか。普通に考えると著作権法上ちょっと問題なのかもしれませんが、将来的に著作権の考え方が変わったら、これは『勇気ある行動』とか『英断』と見られるかもしれません。


作権問題に立ち向かっているGoogleYouTube買収)、Apple(スティーブジョブズがDRM破棄を提言)Microsoft(ビル・ゲイツがDRMに不満を表明)等は、本当は勇者なのかもしれません。

地動説を唱えたガリレオ・ガリレイは、宗教裁判にかけられてしぶしぶ天動説を支持したものの『それでも地球は周っている』と言ったそうですが、今回の件も『それでもコンテンツは流通している』なのかもしれません。


作権者が正当な対価を受け取る権利を保護するのはわかりますが、果たしてそれを実現するためにDRMを使ってコンテンツにロックをかけるの適切な手法なのか? もっともっと議論が必要そうです。