Apple & Microsoft vs Google & Amazon !?
米MicrosoftがVista向けに雑誌リーダーの提供を開始したそうです。Forbes等の著名な雑誌を雑誌と同じ様なUIで楽しむことができます。もちろん売り切れや購入の手間もないし、検索機能もあるでしょう。以前から試験提供していたN.Y.Times用のTimes Readerとは別アプリだそうです。
http://www.microsoft.com/presspass/features/2007/feb07/02-22digitalreaderapps.mspx
http://jkontherun.blogs.com/jkontherun/2007/02/microsoft_annou.html
そして時を同じくして、日本でも富士山マガジンサービス社が、NewsWeekやR25等の雑誌を読めるリーダーと雑誌のオンライン配信を開始しました。
Fujisan.co.jpが「デジタル雑誌ストア」を正式オープン--R25もデジタルに - CNET Japan
"富士山マガジンサービスは2月23日、“ 富士山(223)の日”を記念して、「デジタル雑誌ストア」をオープンし、デジタル雑誌全28誌の正式販売を開始した。
富士山マガジンサービス運営の「Fujisan.co.jp」が提供するデジタル雑誌「Fujisan Digital」は、表紙から最後のページまで、雑誌を丸ごとデジタル化して、紙媒体とまったく同様の内容で販売。23日から、Fujisan.co.jpで取り扱う「ニューズウィーク日本版」などの一般誌や「R25」などのフリーペーパーを含む全28誌が、その発行日に合わせ、デジタル版でも購読可能となる。"
ここで興味深い点が2つあります。
1つは、仮にこのオンライン雑誌販売がトレンドになると仮定した場合、Appleはどうするのか?、ということ。iTunesで音楽のみならず、動画コンテンツの販売・管理・視聴を手がけているアップルが雑誌販売にも乗り出すのか? 後発で比類なきリーダーを創れるのか?、というワクワク感があります。
2つめは、GoogleやAmazonはどうするのか?、ということ。上記Microsoft・富士山マガジンや、仮にアップルが出すであろう製品はデスクトップアプリケーションです。つまりOSに縛られている。一方、GoogleやAmazonは完全にウェブベース。ブラウザさえあればいいので、OSやマシンに囚われません。
現在のウェブのトレンドは後者のGoogleやAmazonですが、ここにきてデスクトップアプリケーションのアピールが活発になってきている気がします。この雑誌リーダーしかり、ウィジェットしかり。GoogleはGoogleデスクトップでウィジェットも提供しています。