プロジェクトマネジメントのコツ

社の仕事でサービスや製品の企画を担当している。そんな日々の中で一番大切かつ難しいと思うのは、発案者のやる気をそがないことだ。

どんな分野でも当初考えたアイディアがそのまま製品化することはめったにないので、あれこれ修正を重ねていくものだが、その過程で当初の勢いがなくなってしまうことが多々ある。これがよくない。

会社組織というのは、良くも悪くも集団プレーなので、自分の意見100%で通すことはできない。人の意見を取り入れ、人の批判を受け入れ、修正していく必要がある。これは質を高めるために当然だ。

だが、ここで本人や中心メンバーが納得した上での修正ならばいいのだけれど、会社組織においては上下関係というものがあるので、納得してない修正というのがしばしば起こる。これがいただけない。意志の力が落ちてしまう。他人の意見を取り入れながら、メンバーの意志を向上させるのはなかなかどうして難しいものだ。


ロジェクトの成功において一番大事なのは、究極的には「やる気」だ。精神論を言うわけではないけれど、意志の力、やりたいという力が何より大切だ。これは論理・理屈を振りかざすことでは人後に落ちないコンサルタントもよく言っている。

この意志の力をできるだけそがない様に、むしろ高めていくようなマネジメント。これがプロジェクトリーダーに最も必要とされるものではないだろうか。