タイムマシンの課題とチャンス
5月10日のエントリが抜けていたので、遅ればせながらタイムマシン書き込みです。
ところで、この「はてな」を始めとして、書き込みの日付を変更できるブログは多いと思いますが、これはこれで良い面も困った面もありそうです。
良い面は、修正ができること。これはやっぱり便利。修正ができないマイページなんて困ります。
困った面は、修正できるので本当にその日時に記入したのかわからないこと。これから先数十年経ったとき、ある意見や技術についてその発端を探すのが困難になります。
Google等の検索エンジンやインターネットアーカイブ等の勝手に保存してくれるサービスもありますが、どこまで保管してくれるのか、保証はありません。
「俺が先に言ったんだ」「いや、これは我が社の特許だ!」なんて論争にならないことを祈ります。インターネットやコンピュータ技術の発展によって、記録が簡単になったかと思ったら、簡単になり過ぎたことによって時間の管理が逆に難しくなった一面もあるということですね。
物理的なモノならば、考古学の様な年代測定法が使えますが、バーチャルな世界では使えません。養老孟司さんが著書の中で「情報とは固定化すること」の様なことを言われていましたが、一度人の脳から出して記録によって情報化してしまったら、劣化しないので判別がつきません。
ありとあらゆるデータがデジタル化された場合、どうやってタイムスタンプを把握するのでしょうか? どうやってその正当性を検証するのでしょうか? 課題でもあり、大きなビジネスチャンスが眠っていそうです。