Appleとラップ

wanwangorogoro2007-08-05

 「Appleとラップ」、といってももちろん食べるリンゴのことではない。世界を魅了し続けるMaciPodのアップル社だ。
そんなアップルの魅力のひとつに、ユーザエクスペリエンスという考え方がある。流行言葉で言うと、いわゆる「おもてなし」だ。IT業界随一のアップルのおもてなしマインドだが、意外と身近なところに、似た様な体験を発見した。


 例えば、表題の「ラップ」。レンジや保管に使うあれだ。ちょっとしたことなのだが、ラップを切るための歯が手を傷つけないように特殊な加工で覆われている。うっかり手をひっかいても、ゴミの分別のために取り外そうとしても手を痛めることがない。恐らく、余計なコストがかかっているだろうに、この優しさにジンとくる。アップル製品に共通する「細かい心遣い」を感じる。


 見回してみると、生活用品にはそんなジンとくる工夫が至るところにある。日用品は誰でも使える必要があるので自然とそうなるのか。作る人達の工夫の現れか。製品の歴史の違いか。生活用品を触った後にIT機器に触れるとその洗練レベルの違いに愕然とする。

 まだまだ工夫できるはずだ。日本の生活用品のレベルは高い。アップルのユーザエクスペリエンスにも負けない製品が山ほどある。