ハードウェア祭りに思う

 CEATECが今週開催されている。CEATECの中心は日本の家電メーカーなので、いわばハードウェア祭りに近い。米国のCESほどではないが、世界最大規模だろう。


 ンターネットを漂っていると、どうしてもソフトウェアやコンテンツといった上位レイヤーの話が多く、家電メーカは旧態依然とした存在として批判されることも多い。そんな雰囲気に流されがちだが、それでもCEATECに行ってあらためて業界を眺めると、ああ日本をこの人達が支えて来たんだなと感じる。華やかな舞台や偉そうな人達もいっぱいいるけれど、そうではなくて、比較的地味なブースで地味な服装で一生懸命説明している技術者の人が好きだ。この人達がいる限り日本は走り続けるだろう。この人達はいったい何歳になるとどの役職になると、そこかしこにうようよしている偉そうなだけのおじさんになってしまうんだろう。この人達がそのまま偉くなってくれれば日本のエレクトロニクス産業は明るい。

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