Leopardの『Webクリップ』がすごい

wanwangorogoro2007-11-08

 Macの新OS『Leopard』(レパード:豹)は、もはや他のOSが及ばないところまですっ飛んでいってしまっている。ここまで美しく楽しい基盤を整備するとは、まったくもって見事だ。


 でも賞賛したいのは『Webクリップ』。あまり知られていないが、SafariMacOS標準のブラウザ)で表示したWebサイトの任意の部分を切り取ってウィジェット(ガジェット)を作成することができる。もちろん、作成したウィジェットはワンクリックでフワッと美麗なアニメーションを通して呼び出せる。デザインの変更も可能だ。で、何がすごいって、ウィジェットは立派なミニプログラムだということ。こんな簡単にアプリケーションを個々人が自由に創れる環境にお目にかかったことがない。素人にとっても、RSSを登録するよりよっぽど簡単だろう。あらゆるホームページをWebサービスとして切り取ってデスクトップに置くことができる!すばらしい。


 Webサイトから好きな部分を切り取るというUIもイカしている。HTMLの書き方を知っている人ならすぐわかると思うが、Webサイトはその見た目と中身が大きく違う。グラフィカルなサイトもテキストプログラムの羅列で表現されており、一般の人がパッと見て、HTMLのどの部分がWebサイトのどの部分に該当するかを判断するのは容易ではない。該当するHTMLテキストを抜き出すなんてことは、言うは易し行うは難しで、大変なことだった。アップルはそれを見事にやってみせた。これぞWYSIWYG(What You See Is What You Get)だ。さすがアイコン(GUI)を世に送り出したアップル。WYSIWYGの神髄をまた見せてくれた。ビバアップル!



Webクリップ


Webページの一部を切り取って、Dashboardウィジェットに変換できます。Safariの新しいWebクリップアイコンをクリックし、ウィジェットに表示したい部分を選択。Webページでマウスを動かすと、Safariが自動的にウィジェットに最適なエリアを検出して選択します。もちろん、ページのどの部分でも選択可能です。選択後、追加ボタンをクリックすると、Dashboardに新しいウィジェットが表示されます。作成元のWebの更新に合わせて、Webクリップウィジェットも更新されます。さらに、用意された6種類のテーマを使って、ウィジェットの背景の枠をカスタマイズすることも可能です。

http://www.apple.com/jp/macosx/features/300.html#desktop

WYSIWYG - Wikipedia


WYSIWYG(ウィジウィグ)とは、コンピュータのユーザインターフェースに関する用語で、ディスプレイに現れるものと処理内容(特に印刷結果)が一致するように表現する技術。What You See Is What You Get の頭文字をとったものである。直訳すると、「あなたが見るものはあなたが得るもの」。WYSWYG(ウィズウィグ)とも。

http://ja.wikipedia.org/wiki/WYSIWYG