世界遺産「龍安寺」の秘密

wanwangorogoro2007-11-19

 都の中でもひと際有名な「龍安寺」(りょうあんじ)ありますよね。中庭の15個の石の置き方が大変美しいとされているものです。世界遺産にも登録されました。

 この龍安寺トリアビアをひとつ。その庭が広く感じられる様に、とある仕掛けがあるそうなんです。この写真を見てわかりますかね?



 それは、写真の奥の方に行くに連れて塀が微妙に低くなっているんだそうです。遠近法を利用して、遠くのものを小さくすることで、より距離感を出しているんですね。

 この微細へのこだわりが庭全体の美しさをいっそう引き立てているんだと思います。ビジネスにおけるサービスや製品もそうですが、作り手・提供者の素敵なこだわりを感じると、賞賛や感謝の気持ちがでてきて、とってもいい気分になります。目指すべきは、お客様にこんな気持ちになってもらえることではないかと思うのです。

大雲山 龍安寺|Ryoanji

龍安寺 - Wikipedia

方丈庭園(史跡・特別名勝)−いわゆる「龍安寺の石庭」である。幅25メートル、奥行10メートルほどの敷地に白砂を敷き詰め、帚目を付け、15個の石を5か所に点在させただけのシンプルな庭である。
イギリスのエリザベス女王が1975年に日本を公式訪問した際、石庭の見学を希望。女王が石庭を絶賛したことが海外のマスコミでも報道された。

Photo by 『おおきに京都: 龍安寺の石庭 うーん難しい』