なんだっていいのさ
Amazonでおもしろそうな本を見つけたのですが、本の内容紹介の一文が気になりました。アップルの社風のひとつとして『技術情報の標準化・ドキュメント化という創造性のない仕事をだれもしない社風』とあります。これだけ聞くとカッコイイし、俺もそんなのやりたくない、と言いたくなる人が多いかもしれませんが、ちょっと違うと思うのです。
松下で呆れアップルで仰天したこと―エンジニアが内側から見た企業風土の真実
- 作者: 竹内一正
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2003/02
- メディア: 単行本
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それは、どんな仕事でも極めればすばらしい仕事になるということ。例えば、あのWeb2.0という言葉を生み出し、世界指折りのビジョナリーとして高名なティム・オライリーは元々”単なる”マニュアル屋さんです。彼は自分が技術情報をドキュメント化するのが得意だということに気づき、それを極めた結果が、オライリー社の設立と成功につながったわけです。そして、今では世界中が注目する偉人の仲間入りをしています。
『たかがマニュアル』『技術情報のドキュメント化なんて創造性がない(から俺はやらない)』等と言っていたら、果たして今のティム・オライリーは存在したでしょうか? どんなものだって、あなたが好きなことを極めれば最高のクリエイティブになるし、最高の栄誉が待っているのだと思います。