Google AppEngineは本当にエンジン

 Googleが「Google App Engine」を提供していらい、ここ最近「HaaS」や「PaaS」という言葉が流行っています。

 従来のサーバの開発・設置・保守・運営等のメンテナンスから開放してくれるという意味で、ハードウェア(サーバ資源)をサービスとして提供するという言葉の「Hardware as a Service」。そして、SaaS型のアプリを提供するためのアプリケーションプラットフォームという意味での「Platform as a Service」という言い方があります。

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 ういった動きを見ていて思うのは、ますます得意な分野だけに注力できる環境が整いつつあるということ。面倒だったり苦手なサーバ管理はGoogleAmazonに任せてアプリケーションやサービスの開発だけに注力できるわけです。ここでポイントとなるのは、従来の単なるホスティングではなく、データベースシステムやファイルシステムを提供するいわばネットワーク上のスーパーコンピュータであること。Googleの強みはソフトウェアだけでなく実は数十万台のサーバで運営される分散コンピュータシステムにあると言われていますが、それと同じシステムが使えちゃうわけです。圧倒的な規模と圧倒的なスピードを両立させるスーパーなシステム。これが使えてしまう。世の中に多々あるレガシーな社内システムをAppEngine上で実装していったら楽しくなりそうですね。また、ブログみたいな規模の拡大していくサービスはスピードの遅さが問題になったりしますが、これもAppEngine上で提供されたらユーザとしては快適になりそうですね。世の中にあるスローなシステムが全部高速でどこからでも使える様になるかと思うと非常にワクワクします。