バーチャル・シューマッハーがすごい

 
 rFactorというレースゲームがすごいらしい。「Mod」(modify:修正する、変更する)可能なつくりになっていて、コースや車情報を自由にカスタマイズできるため、F1等の本来ならライセンスが必要なものがユーザ間で共有されている。YouTube等の動画共有サイトでもその映像が話題になっているようだ。

rFactor | The Future of Race Simulation

 これは、実際のシューマッハオンボードカメラと、「rFactor」でシミュレートしてものを並べた映像。そのクオリティには驚愕。

「プレー動画」で人気広げたわずか9人のゲーム開発会社 デジタル家電&エンタメ-最新ニュース:IT-PLUS

■ユーザー作成の「F1」Modが大人気  

 評判になり始めたのは、06年に入ってからユーザーが開発した質の高いModが次々にリリースされるようになったからである。特に人気を集めたのが「F1」などのフォーミュラカーをテーマにしたModだ。毎年のシーズンのデータを反映したものから、古い歴史的なF1のModまで、ざまざまなModがユーザーにより作成され公開されている。 F1だけでなく、アメリカのダートカーやラリーといった多種多様なレースゲームもダウンロードして楽しむことができる。すべて非公式なデータだ。

 これらの情報を集積するrFactorユーザーのコミュニティーサイト「rFactor Central」は発売後すぐに立ち上がっている。ユーザーが作成したコンテンツをアップロードやダウンロードでき、またそれぞれのコンテンツを他のユーザーが評価する仕組みがある。コミュニティーが開催するレースのイベントなどの情報も発信されている。
 
 ユーザーが作成したコンテンツは、スクリーンショットから始まり、自動車、コース、それらを作成したり管理するツール類、コンピューターが操作する人工知能(AI)データ、リーグの情報など多岐に渡る。そして、それらの個々のコンテンツの魅力を伝えるためにプレー動画が重要な役割を果たしている。


 ますますCGMUGCが広がっていくことで、世界がどんどん楽しくなりそうだ。