WindowsVista後のMacOSはどうなる?


今日はMicrosoftAppleWindowsMacOSについて。

来年初頭にWindowsVistaが発表されます。
例にならって世界中に普及が予測されています。それによって何が変わるか考えてみます。
細かい機能は色々あるけれど、あまりハイエンドではない、一般のユーザによってどんなインパクトがあるかというと、

  1. 画面がグラフィカルになる
  2. タブブラウザが身近になる
  3. 検索が身近になる


の3点が一番大きいのではないかと思います。
※もちろん、MediaCenterの搭載とか、ファイルシステムがどうとか、他にもいろいろあるけれど、自分でアプリをインストールしたりしない、大半の一般ユーザにとってはという意味。


これらの機能はもちろん、現Windowsでもアプリを追加インストールすれば利用できるし、使っている人も多いと思います。
そして、このBlogを読んでくれている人にとっては当たり前のことなんだろうけど、大半のユーザにとってはちょっとした革命で、『WindowsVistaすごーい』という事になるのだと思います。


その時、AppleMacOSが何をしてくるんだろう?、ということにとても興味があります。

上記のグラフィカルUI、タブブラウザ、検索のいずれもAppleMacOS Xにとっくに標準搭載しています。(Aqua、Safari、Spotlight)
特にグラフィカルUIについては、Appleがその価値を初めて世に示した訳で、Appleファンにとっては『Windowsがまた真似してきた!』という気分になると思います。

Appleは絶対にWindowsより先進的でなければいけない。それがアイデンティティにすらなっています。単にテクノロジーについてではなくて、ユーザフレンドリーさ、デザイン、ブランド等のトータルイメージで絶対に負けるわけにはいけないと思うんです。

(↑最近発売された新MacBookMacOS X TigeriLifeがついててこの値段とデザインは本当に惹かれます。本当にプロダクトを魅力的にしあげるのがうまいよなぁ。)

そんなAppleがこのグラフィカルで先進的なWindowsに対してどんな手を打ってくるのか?
Windowsが大きく進化することで、Appleも変わらざるを得ないと思うんです。『そんなのAppleがとっくにやっていた』と言っても、大半の人は知らないので、『新しいWindowsかっこいい』になってしまいます。
そうならない様にするには、WindowsVistaよりも格好良くて便利な機能を実際に出して、Appleはもっと進んでいるということを示すしかないと思うんです。


それは、『Life is beautiful』で中島さんが『アップルにして欲しい次の革命』で言われている様に、

もちろん、私がアップルに期待しているのは(そしてたぶんディズニーが最終的に狙っているのも)、iPod向けのQVGAサイズのビデオ配信なんかではない。テレビにつないだ Mac 向けのDVD・HDTVクオリティのビデオ配信である。各家庭にハードディスクレコーダーを置く代わりに、コンテンツ配信者にはビデオデータを置いたサーバーからpodcast の仕組みで配信してもらい、いつでも見られる状態を実現するのである。こんなサービスが一度立ち上がってユーザーに認知されれば、最終的には既存の放送局もコンテンツを提供せざるおえなくなり、光ファイバーでのコンテンツ配信の時代への移行が一気に進むことになる。

 来年の今頃には、私の家のテレビにはビデオ視聴専用の Mac が繋がれており、podcast で落としてきた映画を見ているのかも知れないと考えると、ワクワクしてくる。

という音楽・映像系のサービスなのかもしれないし、最近特許で話題になったあっと驚くマンマシンインターフェースを登場させてくるのかもしれません。


イノベーションを起こすのはいつもAppleの方だと思うので、Vista後のAppleをとても楽しみにしています。


※念のためですが、Windows批判ではなく、Apple賞賛です。WindowsにはWindowsの偉大な功績があると思うので、それについてはまた今度書きたいと思っています。