ロングテールと男女の出会い

　ロングテール理論を、男女関係の観点から考えるとおもしろいことがわかりました。なんと、どんな人でも必ずモテるという法則です！

CNET Japanにロングテール理論の提唱者の言葉が書かれています。

by CNET Japan 『「ロングテール理論」の提唱者クリス・アンダーソン氏に聞く』

そう、私はPowerPointで作ったプレゼンテーションをいくつか用意していたのですが、その中で「98％ルール」という表現を使っていました。つまり、オンラインショップでは、どんなに多くの在庫を抱えていても、全体の98％の商品が最低月に一度のペースで売れてゆくというルールです。これは予想外のことです。それまでは、80／20ルールにより、販売数の多いものから上位20％に入らない商品は、ほとんど需要がないと思われていましたから。しかし、ほとんどすべての商品に需要はあることが分かってきた。

これは、従来は売れないと思われていた製品のほとんどに実は需要が（少しだけれど）ある、という法則です。
ウェブ進化論でご存知の方も多いと思いますが、何百万曲もあるiTunes Music Storeで1回もダウンロードされなかった曲がない、という話もあります。

そして、このロングテール理論が成立するのはごく限られたケースだけではなく、何かと何かのマッチングを行う際に常に現れる法則だと思われます。いままではあらゆる製品とあらゆる購入者を簡単に結びつけるなんてことができなかったからわからなかっただけで、実はあらゆるものに少しはニーズがあったわけです。
インターネットによって簡単に需要と供給を結びつけることが可能になったので、始めて人類がそれに気づいただけだと思います。

そう考えると、男女の出合いはどうなるでしょうか？
これまで、一部の『かわいい子』や『イケメン』ばかりがモテて、富と同じ様に『モテ』も集中している、と言われてきました。確かに身の回りを考えると、そんな気がします。格好いい人や美人等、モテる人は限られていた気がします。

しかし、このロングテール理論が成立するならば、全ての男女に少なくとも一人はニーズがあるわけです。
ここで、かのプレイボーイ『石田純一』さんの名セリフが思い出されます。

by 石田純一さん

『恋愛はね、何度も成功する必要なんてないんだ。一生に一度だけ成功すればいいんだよ。』

プレイボーイから発せられた言葉というのがちょっと皮肉ですが、おっしゃる通りです。本当のパートナーたった一人とだけうまくいけば人生OKなんです。モテまくる必要なんてありません。

これまでは、自分に合う人がいるかどうか不安になったりしたと思いますが、もう安心しましょう。ロングテール理論によって、少なくとも一人、運命の人がいることがわかったわけです。どこかに必ずあなたを求める人がいます。しあわせはどこかに本当にあるんです。あとは行いを良くしていればきっと出会ってうまくいくでしょう。

いやー。よかったよかった。これで皆がしあわせになれます。本当に赤い糸はあるんですね。