へっ? こんな人? すごい。。

 今日は検索エンジンSEOに興味がある人ならご存知の方も多いと思われる『searchenginewatch.com』についてです。

こんな記事があってビックリしました。

by イザ!『グーグルが一目置く「検索エンジンの権威」の素顔 富と名声と無縁の英在住男性』



検索エンジン大手グーグルのエンジニア、マット・カッツ氏が「必読サイト」、ヤフーのティム・メイヤー製品管理部長は「最も権威のある検索エンジンに関する情報源」と絶賛するウェブサイトがある。「サーチ・エンジン・ウオッチ」だ。
このサイトには、検索エンジンのリスト上位に、どうすれば自社名や売り込みたい商品名が掲載されるかのヒントがある。運営者は「世界的な検索エンジンの権威」、ダニー・サリバンさん(40)だ。
 サイトを見る限り、シリコンバレーの事情通と思われがちだが、サリバンさんが仕事をしているのは、そこから6400キロ離れた英ロンドン郊外のチターン。1年前までインターネットの高速回線がなかったほどの小さな村だ。
 毎日シリコンバレーが朝を迎えるころ、家族との夕食を終えて3台のコンピューターに向かい検索エンジンの分析を始める。
(中略)
カリフォルニア州出身。大学卒業後、地元の新聞社のグラフィック部門に勤務。「友人からホームページを検索エンジン上位に掲載させる方法を相談されたことがきっかけで、現在の仕事に出合った」という。
 妻の故郷であるチターンに移住後、1996年に「サーチ・エンジン・ウオッチ」を開設。だが、わずか1年でメックラーメディア(現ジュピターメディア)に安い値段で売り払い、同サイトの請負業者となった。
 サリバンさんには、グーグルなどの創設者同様、巨額の富を築くチャンスがあった。だが、自身は「金や知名度にはこだわらない。私の名声はほんの小さな世界でのこと。この村では何の意味も持たない」と話している。<USA TODAY>


いやー。ビックリしました。 ここ数年世界を賑わしている検索エンジン業界において、バイブルとも言える程の評価を受けているスーパーサイトの運営者さんが、こういった感じの人だとは。正直、シリコンバレーのスーパーギークというイメージを持っていました。

これだけ世界を動かし、巨大なマーケットとなった市場を『私の名声はほんの小さな世界でのこと。』と言っているのがすごく印象的です。
もちろん、検索エンジン市場(広告市場)もウェブの広さも誰よりも知っている方なので、なおさら重みを感じます。バーチャル世界とリアル世界をきちんと分けて生活しているんだなぁと。


この文章からは、好きが高じてここまでになった、といった雰囲気が読み取れますが、大きな成功を収めるのは結局こういう考えを持った人なんでしょうね。Googleの創業者であるSergey BrinLarry Pageもきっかけは、研究テーマの中で検索エンジン(リンク分析)が楽しそうだったから、という感じです。(ザ・サーチ等を読むとわかります。ザ・サーチ グーグルが世界を変えた

自分の好きなものは何か? 一番大切で一番忘れがちなここをあらためて見つめてみたいです。