お金持ちの権利

 ウェブの価値や在り方を考えると、どうしてもお金について考えることになるので、今日はお金持ちとはどういう意味かについて考えたいと思います。

お金持ちは、色々な物やサービスを買う権利を持っています。そして、買うという行為は、その物やサービスを『認めている』ということですから、その企業を『応援する』という意味があると思います。つまり、『出資する』に近いニュアンスがあると思います。直接その企業に資本参加しなくとも、その企業のサービスや物を買うという事は、似た様な意味合いがあると思います。

となると、お金持ちというのは、そうでない人よりも、何かを『応援』したり、何かに『出資する』力を持っているということになると思うんです。
これって言い換えると、『世の中に影響を与える』ことだと思うんです。つまり、お金持ちとは、『世の中に影響を与える権利を持っている人』という意味なんじゃないかと。


で、心ない人が世の中に影響を与えたりすると、世の中が悪くなってしまうので、そういうのは困りますよね。だからこそ、お金持ちっていうのは、心が伴っていないといけないと思うんです。そして、その修行がお金を稼ぐというこなんじゃないかと。
お金を稼ぐには、世の中に認められなきゃいけないわけです。だから、お金持ちっていうのは、世の中に認められないとお金持ちになれないわけです。そうやって心が伴うと初めてお金持ち(世の中に影響を与える権利)が得られるんじゃないかな、と。

もちろん、相続したとか、宝くじ当たったとか、株で儲けたとか、心が伴ってなくてもお金持ちになっちゃうことはあるんですけど、そういうケースって結局幸せになれないとかよく言われていますよね。それって、やっぱりお金を稼ぐための修行(心が伴うための修行)ができているかどうかってことなんじゃないかなぁ、と。


お金持ちには心が大事。Photo by Flickr『mojeecat』


お金持ちってのは世の中に影響を与える権利をもったすばらしい存在です。だからこそ、その人は心が伴っていなきゃダメで、お金持ちになる過程でその修行ができる仕組みができているんじゃないかなぁ、と思います。
本当に良く出来た仕組みですよね。お金は人間がつくったんじゃなくて神様のアイディアだと言われたりしますが、本当にそう思います。


どうでしょうか。