Googleどうする?

GoogleApps

Googleが、GmailGoogle TalkGoogle Calendar等を自社ドメインで使うことのできるサービスを企業向けに提供開始しました。
こちらのサイトで登録できます。

by ITmedia BizID『Google、企業向けパッケージをリリース』


 Googleは8月28日、電子メールなど各種サービスをバンドルした企業向けパッケージ「Google Apps for Your Domain」をリリースした。

 このパッケージにはWebメールサービス「Gmail」、インスタントメッセージング(IM)サービス「Google Talk」、オンライン予定表「Google Calendar」、Webページ作成サービス「Google Page Creator」が含まれる。これらサービスはすべてGoogleのサーバ上でホスティングされ、企業はGmailなどで自社のドメインを使うことができる。

by CNET Japan『グーグル、企業向けサービス「Google Apps for Your Domain」ベータを提供開始へ』


このサービスは、「Gmail for Your Domain」の拡張サービスとなる。Gmail for Your DomainはGoogleが2月にベータ版の提供が開始されたサービスで、企業は通常のGmailのアカウント“@gmail.com”の代わりに独自のドメインGmailアプリケーションで使うことができる。

 Googleエンタープライズ事業部担当ゼネラルマネージャ兼バイスプレジデントのDave Girouard氏によると、Gmail for Your Domainのベータ版では、アクティブなドメイン数は数万件、ユーザー数は数十万人に及び、数百の大学が利用登録したという。

 今回のGoogle Apps for Your Domainでは、サービスがGoogleホスティングされ、ユーザー企業は自社のブランディングやイメージカラーを使ってユーザーインターフェースをカスタマイズすることも可能だ。管理者はウェブベースの管理パネル(英語)にアクセスし、ユーザーアカウントリストを管理したり、エイリアスや配信リストを設定したりできる。


企業に必要なメール、スケジューラ(グループウェア)、電話、IM等のプラットフォームをまとめて提供してくれるという訳です。とてもありがたいですよね。

で、『ちょっと課題になるかもしれないな』と思うのが、情報セキュリティ面です。
もちろん、Googleは情報漏洩をしたことのない会社ですし、その技術力を考えると、いかなる敵にも負けないと思います。他のどんな会社より信頼できるでしょう。ただ、そうは言ってもこの手の課題は100%とは言えないものなので、気にする会社もありそうだな、という気がします。

特に、Gmailは関連広告が表示されることから、まるで中身を見られているかのように感じてしまいがちなサービスです。(実際は機械的に広告マッチングをしているので人が見ている訳ではない)
これを企業がどう見るのか?

個人的には、情報プラットフォームが発達していくにつれ、様々な情報がオンライン上に置かれる様になる傾向がまだまだ続くと思うので、情報セキュリティの問題を気にしすぎないで、オンラインサービスがどんどん発達していけばいいなぁ、と思います。
なぜかっていうと、単純にオンラインサービスは便利だから。まだまだローカルアプリケーションの方が使い勝手に優れたものもありますが、『いつでもどこでも同じ環境で使える』という魅力はやはり大きいと思います。

ローカルではなくサーバに情報があるというのはある意味セキュリティ面でも強固だという見方もできます。
さあ、企業はこのサービスにどう反応するのか? 中小企業や個人企業には有り難いですが、大企業まで利用するのか? Googleの対応策は? 楽しみですね。