日経ビジネス副編集長の語る『ビジネスの極意』

週末も読んで頂いてありがとうございます。

さて、今日も、昨日に続き、日経ビジネス主催の『2006東京国際デジタル会議』の情報です。
マイクロソフト、JR、A.T.カーニー等のエグゼクティブを迎えての対談がありました。

そこで最も印象に残ったのが、日経ビジネス副編集長 寺山氏の最後の締めの言葉です。『デジタル・ヒット商品を生み出すための極意を探る』というコンセプトで、Windowsやスイカ等の大ヒット製品の分析をしてきた最後に出て来たセリフがなんと、『マザー・テレサ』。
一瞬、何のことだか耳を疑いましたが、こういうことでした。
ヒットを生み出すにはマザー・テレサの様な無償の愛が必要なのではないか。その人(会社)に触れているだけで幸せになれる。そういう(魅力、パートナー・ユーザとの関係作りが大事なのでは)ものなのかなと。』

なるほど。この対談では、『オープンとクローズのバランス』『パートナー戦略』といったキーワードがポイントだったのですが、それを実現するために大切なのは『無償の愛』だと言われたわけです。

さんざ企業やビジネスを見続けて来たであろう日経ビジネスの副編集長さんからこういう言葉が出てきたことが意外であり、うれしくありました。
戦略や技術ももちろん大事なんですが、やっぱり『愛』や『魅力』が大事なんだなぁ、と改めて思います。
だって、自分が好きな企業や製品って愛を感じますからね。こっちも好きになりますし。

対談もおもしろかったですが、何よりこの締めの言葉がビジネスの極意として勉強になりました。