もっともっとオープンに!

この週末は東京ゲームショウ一色ですね。

SONY久夛良木さんの基調講演でPS3が49800円(廉価版)で売られるという発表があったそうですが、それについてLife is beautifulの中島さんがCNET で次の様に書かれています。

CNET Japan Blog - 中島聡・ネット時代のデジタルライフスタイル:ソニーのマーケティング部門の人に提案


"ところがである、肝心の基調講演がネットで見つからないのである(ひょっとしたらどこかに存在するのかも知れないが、私が探した限りでは無い)。これでは何も書けない。ゲームショーの主催者としては、入場料収入のこともあるし無料では公開したくないのかも知れないが、ソニーにとってはこれは致命的だ。

 私のようなブロガー達が、久夛良木氏のメッセージを直に受けとり、それに自分なりの解釈を加えながら紹介し、それがさざなみの様にネット上に広がることによってこそ、今の時代のマーケティングである。"


不思議なことに、天下のCNETやITmediaといった大手ITメディアでも確かに詳細が書かれていません。公式サイトによると基調講演は二人で二時間も枠があるので、もっと書く事はあると思うんですよね。追ってレポートされる記載がありますので、何か時限制限があるのかもしれないですね。

□参考


プレステ3はWeb 2.0の理念を踏襲する--久夛良木氏が語る未来像 - CNET Japan

ITmedia +D Games:プレイステーション 3 20GBモデルにもHDMIを搭載。5万円を切る価格で発売――久夛良木氏

ここで指摘されている様に、旧来のクローズドなやり方では、Buzzマーケティング(口コミ)の効果を期待できないので、むしろ販促面でマイナスだと思います。

以前『情報はどこまでオープンにすべきか?』で書いたんですが、通常は公開しない有料セミナーだからこそ『敢えて公開することで、情報をオープンにすることの価値や、従来とは異なる世界が生まれている事をアピールできる』のではないかと思うんですよね。

ましてや、今回の久夛良木さんの講演は、Web2.0やユーザ参加について触れられていたそうですから、なおさら『オープン』の価値を伝えるためにも、公開してほしいなと思います。『さすがSONY』と言わせてほしいです。