検索エンジンの軸が変わる!?

今日はCNETさん主催の『CNET Japan Innovation Conference 2006 Autumn』に参加してきました。

ちょうど昨日エントリに書かせてもらったネットエイジの小池さんがいてちょっとうれしかったです。

さて、そのネットエイジから明日設立される(!)会社の新サービスが発表されています。

『TAGGY』

ネットエイジがまた新サービス--ネットのあらゆる「タグ」にフォーカス - CNET Japan


"ネットエイジは9月26日、ポータルサイトの企画運営を行う子会社TAGGYを設立し、タグの検索やクリッピングが可能な新ポータルサイト「TAGGY」を公開する。この日開催された「CNET Japan Innovation Conference 2006 Autumn〜Web 2.0時代に成長するテクノロジー企業の戦略」のイベントにおいて明らかにされた。

 TAGGYは、9月26日20時にアルファ版が公開される予定だ。アルファ版では、画像共有サービス「Flickr」や動画共有サービス「YouTube」、ソーシャルブックマークサービス「Deli.cio.us」をはじめ、ネットに存在する「タグ」の情報を横断検索できる「タグサーチ機能」や、注目する記事やタグをオンライン上に保存できる「記事クリッピング機能」を提供する。"

いわゆるタグ横断検索サービスで、海外ではちらほら出始めている様です。日本でも展開しているTechnorati(テクノラティ)も似た様な部分があると思います。

最近はタグを使ったCGMサイトが増えてきたので、ニュース、ソーシャルブックマークYouTubeFlickr等の共有サイト等からタグを横断的に検索する仕組みと思われます。

単純に便利なサービスだと思いますが、それに加えておもしろい視点があるなぁ、と思いました。


それは、『ユーザ(読者、視聴者)がどう感じたか、という視点で検索する』ということ。つまり、ブログを読んだり、コンテンツを見た人がどう思ったかというのを表現しているのがタグだから、その視点から見ているという意味です。
それに対して、従来の検索エンジンは『発信者がどういうつもりで表現したか、という視点で検索する』ものです。検索対象がブログやコンテンツそのものだからです。

この違いがとてもおもしろいなぁ、と思います。これはひょっとすると検索業界における大きな進歩かもしれないですね。まだα版ですが、見ていきたいと思います。


※追記
・・・等と偉そうなことを言ってないで自分でも何かサービスを立ち上げたいなぁ、と思います。