ちょっと変なアプローチはできないか?

wanwangorogoro2006-10-14

今日は「iPod nano」の赤バージョンの話です。
特別モデルのこの「赤nano」はエイズ撲滅運動に使われるそうです。

アップル、赤い「iPod nano」を発表--売り上げの一部をエイズ撲滅活動へ - CNET Japan


"Apple Computerが9月に発表されたiPod nano 4Gバイトモデルの赤バージョン「iPod nano (PRODUCT) RED Special Edition」を発表した。これは、ロックバンドU2のボーカルで、貧困撲滅活動にも熱心に取り組むBono氏と、Bobby Shriver氏が創設した(RED)プロジェクト向けに作られたスペシャルバージョンになっている。

 この製品は全世界のアップル直営店およびApple Storeで販売される。販売価格は米国で199ドル(日本では税込み2万3800円)で、売上金の中から1台当たり10ドルが、(RED)プロジェクトに寄付されるという。"
(中略)
(RED)プロジェクトとは、エイズ研究費用を集めるための取り組み。AppleやArmani、Converseなどの大企業がスペシャルエディションの製品を販売し、売り上げの一部を「世界エイズ結核マラリア対策基金」(世界基金)に寄付している。寄付金は、HIV/エイズに罹患したアフリカの女性や子供たちのために使われる。

ITmedia News:赤いiPod nano、登場


" この(RED)プロジェクトは、Kennedy大統領の甥 Bobby Shriver氏とU2のボーカル、Bonoと中心となって設立されたもので、アメリカンエクスプレスやアルマーニ、GAPなどが参加。イメージカラーである赤いTシャツやスニーカーが販売され、収益金が世界基金へ寄付されている。世界基金からは、これまでに52億ドルが各国の支援プログラムへ送られている。"


とてもすばらしい試みだと思います。寄付をもらう人はもちろん、企業も、購入者もしあわせになる素敵なモデルですよね。


で、ここでちょっと考えたいのがエイズ等の病気の治療についてです。

一般的に、病気を治すには、抗生物質などでそのウィルスをやっつけてしまうことが多いと思います。
ただ、効果的な薬を作るのがなかなか難しいものがあったり、ウィルスの方も変化したりと、簡単にはいかないのだと思います。

そこで思うのですが、ウィルスをやっつけるのではなく、共存する様なアプローチをとれないでしょうか。
例えば人体にとって有害なウィルスであっても、人間以外には有害でなかったり、人体以外でも生きられることってあると思うんですよね。

ウィルスの方も生き物なわけで、そう簡単にやられたくはないし抵抗するでしょうから、争うのではなくもっと違ういい場所へ動いてもらうことってできないんでしょうか。

つまり、ウィルスを撲滅するのではなくて、ウィルスにとってもっといい環境をつくって、そこに動かす、こんなアプローチができないでしょうか。生物界でもビジネス界でもなんでもそうだと思うんですが、どっちかが勝ってどっちかが負けるというゼロサムゲームってあまりいい結果をもたらさないんですよね。そうではなくて、いわゆるWin-Winであったり、競争ではなく共創アプローチが取れないものかと。

例えばあるウィルスがあったとして、別のそのウィルスはその人間の体じゃなきゃ困るというわけではないと思うんです。もっとそのウィルスにとって快適で生きやすい環境があれば、試験管でもなんでもそっちの方にスッと移動してもらうことって、可能だと思うんですよね。こういうアプローチで難病が治せないかなぁ、と思います。


甘っちょろいことを言っているのかもしれませんが、何かいいアプローチがあってもっと幸せな世界にできればと思います。専門家の人が読んでくれるといいんですが。