任天堂WiiバーチャルコンソールとiTunesの共通点
さあ今週はあと1日ですね。頑張りましょう。
今日は任天堂Wiiのバーチャルコンソール機能の話題です。ファミコン、スーパーファミコン、メガドライブ、PCエンジン等の往年の作品をネットダウンロードして購入することができます。
このたび、ソフトラインアップが発表されました。ファミコンだけ紹介します。
あんな思いでこんな思いでが蘇って来てWii用ソフトよりワクワクしてしまいます。
【Wii】バーチャルコンソールのタイトルラインナップを発表 - CNET Japan
ファミリーコンピュータ タイトル メーカー Wiiポイント アイスホッケー 任天堂 500 アーバンチャンピオン 任天堂 500 影の伝説 タイトー 500 グラディウス コナミ 500 五目ならべ 任天堂 500 サッカー 任天堂 500 スーパーマリオブラザーズ 任天堂 500 ゼビウス バンダイナムコゲームス 500 ゼルダの伝説 任天堂 500 ソロモンの鍵 テクモ 500 テニス 任天堂 500 ドンキーコング 任天堂 500 ドンキーコングJr. 任天堂 500 忍者じゃじゃ丸くん ジャレコ 500 ピンボール 任天堂 500 ベースボール 任天堂 500 マリオブラザーズ 任天堂 500 ワリオの森 任天堂 500
任天堂の公式サイトに詳細があります。(Wiiバーチャルコンソールタイトルラインアップ)
で、このサービスを見て、いわゆる『エミュレータ』を思い出しました。2000年前後に流行ったPC上でファミコン等のソフトを走らせるソフトウェアです。エミュレータはもちろん、そもそもゲームソフトウェアが無料で流通することが問題になりました。
当時はちょっと楽しみたい反面、罪悪感もあるので、結局楽しまなかったのを覚えています。
この感覚が、音楽のPtoPファイル交換ソフトとiTunesMusicStoreに似ているなぁ、と思います。
これも便利な反面、ちょっと罪悪感を感じている人が多かったと思うので、まっとうでリーズナブルでむしろ使い易いiPod+iTunesの逆転勝利に終わりました。
人間っておもしろいですね。無料に勝てる価値の提供方法があるんです。きっとWiiのバーチャルコンソールもエミュレータより遥かに多くの人に喜びをもたらすでしょう。iPod+iTunesがやった様に。
その根底にあるのはきっと月並みですが『こんなサービスが欲しい』『こんなことができたらうれしいだろうなぁ』という気持ちなんだと思うんです。
Wiiバーチャルコンソールを考えた人も、iTunesを考えた人も、決して『休眠資産をネットで提供すれば客単価が上がるぞ』とか『これは利益率の高い新ビジネスだ』なんて考えで思いついたのではないと思います。そういう空気は感じません。
きっと『昔あったこんなおもしろいゲームを今のユーザにも届けたい』とか『音楽をもっと簡単に楽しめる方法はないだろうか』っていう気持ちからスタートしたのではないかと思います。
WiiとiPod(iTunes)に共通して感じるこの『ユーザ思いの感覚』がきっと成功への道なんだろうと思います。