タイムコマースビジネス

wanwangorogoro2006-11-30

毎日見て頂いてありがとうございます。

今日は新サービスの紹介です。毎日のように新しいサービスが産まれるのは本当にすごいし、そういう土壌がうらやましいですね。

はてな」や「Yahoo知恵袋」の様な人力検索ソーシャルサーチ)にSkypeを使った電話機能を付加したサービスです。

TechCrunch Japanese


"「BitWine」という会社がインタラクティブな検索サイトを約3週間前に公開した。「専門家にきけ」というサービス自体は「Ether」に似ているけども、BitWineはSkype(日本語版記事)に組み込まれているところが違い。BitWineは2007年当初にリリースが見込まれるSkype 3.0が公開になり次第、スカイプ専用プラグインとなることが決まっている。BitWineでは、ある特定分野のエキスパートを自負するユーザーが自分で毎分いくらとコンサルティング料を決定できる。で、なにか分からないことがあって答えが知りたいユーザーは、その分野の専門家をブラウズして予算ピッタリの専門家から好きな人を選んで直接Skype。やり取りが済み次第、“エキスパート”にはPayPal(日本語版記事)で相談料を決済する、という流れ。"

効果が明らかなので、今までなかったのが不思議なくらいですね。ソーシャルサーチを提供しているYahooはVoIPソフトを持っていないし、ebay(Skype)やGoogleGoogleTalk)といったVoIPソフトを持っている企業はソーシャルサーチを提供していないし、ということで意外と提供されなかったのかもしれません。

本文に書かれている様に、こういったサービスは「鶏と卵」問題、つまり立ち上げ時にどうやってサービスをうまく回転するところまで持って行くかが大変なわけです。今後どんな仕掛けを用意していくのか、そこに注目していきたいと思います。



ところで、このサービスにすごく素敵なところを見つけました。それは名前です。
『BitWine』ってステキですよね。ビットのワインとはなかなかつけられるネーミングではありません。
技術者じゃないとそもそもビットという言葉を使わないし、特に日本人はこういったシャレたネーミングが得意ではないと思うので、尊敬してしまいます。

また、タイトルの下に『Time Commerce Made Easy』と書かれています。この『Time Commerce』という考えも素敵ですよね。『時は金なり』じゃないですけど、時間を効果的に使えるサービスはとても重要です。本文にも書いてありますが、質問者は答えを得るまでの手間を節約できるし、回答者は暇な時間を得意分野を生かした仕事にあてられるわけです。それをお金と結びつけたタイムコマース(TC)プラットフォームを作ろうということですね。

BitWine
http://www.bitwine.com/

時間をかければ誰でもできるけど面倒なので頼みたい!、というサービスは世の中にいっぱいありますが、こういった類のビジネスは『時間を提供するサービス』という見方ができると思います。
『時間を節約!』と効果をはっきりとアピールするのはわかりやすくて心地いいですね。この種のタイムコマースサービスが続々と出てくる予感がします。