自分をかわいがろう

回に続き、渡辺千賀さんのエントリから。

いじめに関する記事が、多くのコメントを受けて大きなうねりになっている様です。僕も以前いじめについて書いたものがあったので、コメントに張らせてもらいました。

On Off and Beyond: イジメを減らすにはイジメられっ子側を特訓すべきではないか
http://www.chikawatanabe.com/blog/2006/12/post_5.html#comment-26911298

しあわせのくつ - いじめなんてすぐ終わる。大丈夫。
http://d.hatena.ne.jp/wanwangorogoro/20061123

こういったブログを子供達が読んでくれるかわかりませんが、回り回って何かの力に立てばいいなと思います。千賀さんのすばらしいエントリに感謝します。




て、ちょっと話題は変わりますが、千賀さんの記事に『自己責任』という言葉があったので考えてみました。

ちょっと冷たい感じがしたり、力強く生きなきゃいけないんだというエネルギーを感じる不思議な言葉だと思います。なんか素直にいい気持ちで飲み込めない言葉ですよね。でも、ちょっと見方を変えたらすごくいい言葉なんじゃないかと思ったんです。『自己責任』って、相手の事をあまり考えなくていいとか、被害者が自分で対処すべき、っていう意味ではなくて、もっといい意味があると思うんです。

それは、『自分のことをかわいがろう』という意味です。私たちって、何か困ったことがあると、ついつい他人や世間のせいにしがちですよね。あいつがわるいとか、こうあるべきなんだとか、○○社のせいだとか。それは事実正しいこともあると思うんですけど、グチっていても変わらないのも事実です。

そんなときどうすればいいかというと、『自分の問題だ』って思うんです。ここでいう問題とは『自分が悪い』という意味じゃなくて、『自分が考えなきゃいけない問題だ』という意味です。良い/悪いをいってしまうと、確かに他人や世間が悪いことも多いと思うんですよね。ただなかなかそれらを変えることはできません。グチっても難しい。だけど『自分の問題だ』って考えると、不思議といいアイディアが浮かんでくるんです。

『悪いのはあいつだ。でもこの問題で困っているのはわたしだ。わたしがもっと快適になるには私自身がなんとかしなきゃいけない。』という考えです。『あいつが悪い』と言っているだけでは何も変わらない。確かにそうだとしても、いい対処法が浮かばない。でも、『それに対してわたしはこうしよう』って風に思えると、すごーく楽になるんですよね。他人や世間のせいにしているとそれが正しいとしても自分が苦しくなってしまうので、なんでも自分の責任だと思う。自分の問題だと思う。そうすると結局うまくいく。これが『自己責任』という言葉の本来の意味なんじゃないかな、と思うんです。


不思議なことに自分の考え方が変わると、その問題ある他人や世間も変わってくるんですよね。本当に不思議でどうしてなのかわかりませんが、誰でもそんな心あたりがあると思います。考え方や物の見方を変えるだけのこともあれば、考えた結果具体的に相手に対して行動したり、周りに助けを求める場合もあると思います。どれでもいいんですが、不思議と自分の問題だと思って考えたり行動すると結果がよくなってくるんですよね。不思議ですが本当にそうです。



の考え方自体も、僕があまり『自己責任』という言葉が好きじゃないので、なんとかいい気分になる様に気付いたものなんですが。笑
『こんな良くないイメージの言葉を考えたやつが悪い』だと何も変わらないので、もっと自分をかわいがるために『世間ではこういう意味で使われているけど、もっといい気分になる様に私はこういう風に考えてみよう』というアプローチをしてみたんです。


なんでも自分の問題だと思うと、自分が快適になるには、自分が楽しくなるには、っていう素敵なアイディアがどんどん浮かんできます。どっちが正しいかじゃなくて、どうやれば自分が楽しくなるかを考えるのがコツです。人のせいにしていると何も変わらないので結局自分が苦しんじゃいます。思い切って自分をかわいがってみることをオススメします。


※なんでもかんでも自分一人で対処しなきゃいけない、って意味じゃないですよ。他人に助けを求めてももちろんいいんです。他人に助けてもらおう、っていうのは立派な自分の考えですからね。それでいいんです。自分の問題だと思って、どうすればもっと楽しくなるか考えた結果、人に相談するとか逃げるっていう手ももちろんありです。




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