WiiでYouTubeを楽しんでいるのは・・

Wiiプレステ3ではブラウザを利用できるので、YouTube等のインターネット動画サービスを利用できることが知られています。

発売前から大きな議論が沸き上がり『これぞ通信と放送の融合だ』とか『これさえあれば動画配信は十分』なんて声もあった一方、『TVの大画面では画質がちょっと』とか『TVポータルは操作しづらい』という意見もありました。

さて、そんな『TVでネット』もいざ発売されフタを開けてみたらそれほど大きな話題にはなっていませんでしたが、おもしろい記事をみつけました。これを読むと自分の感覚とのズレを感じるとともに、すごい可能性を感じます。

「Wiiと子どもとYouTube」が実現した通信・放送の融合【コラム】 デジタル家電&エンタメ-最新ニュース:IT-PLUS


"楽しんで次々にビデオを見ているのは、私の小学3年生の息子。Wiiを購入してからしばらくはローンチタイトルで遊んでいたが、ひとしきりやり終わると遊ばなくなってしまった。その代わりに、YouTubeがやってきた。

 私から見ると、ゲーム機を使ってのインターネットブラウジングは使いやすいとは思えない。そもそも、パソコンと比べ、画面の表示領域が狭く、画面上に表示されるソフトウエアキーボードを使って、ちまちまとURLや検索キーワードを入力していくことは面倒だからだ。すぐノートパソコンを使いたくなってしまう。

 ところが、9歳の息子には関係が逆になる。パソコンのキーボード配列は使いにくい。英語のアルファベットが完全に読めるわけでもなく、日本語の配列の位置や漢字変換のやり方を覚えるのも、まだ容易ではないからだ。

 息子はしばらく前から、ブラウジングにはまっていた。きっかけは「ニンテンドーDS」版ポケモンの攻略ページを見るためであった。まず私がパソコンのネット検索を手伝ってやる。そこからは自力でリンクをたどり、YouTubeのようなビデオページまでたどり着いて見始めていた。しかし、パソコンではそこまでが限界で、自分で能動的に検索するようにまではなっていなかった。

 大人にとっては、Wiiのソフトウエアキーボードもパソコン並みに使いやすいとは決していえない。しかし、これまでのゲーム機のようにパッドでキーを選択するのではなく、リモコンのWiiコントローラーを使って直感的に操作できるため、子どもにとってはパソコンより飛躍的に簡単と感じられるようだ。"


『パソコンより簡単』という感覚があるんですね。ちょっとビックリしました。こういった子供もいずれパソコンのキーボードやマウスに慣れるんでしょうが、幼い頃にWiiの様なインターフェースに触れると、むしろそちらの操作に慣れたりするのかもしれません。

僕らはインターネットにパソコンで初めて触れましたが、少し下の世代は携帯でやるものだと思っていますし、さらにその下の世代はTV(ゲーム機)でやるものだという感覚をもつかも、です。

ちょっとした発見ですが、『小さい頃からの常識』が違うというのは大きな違いだと思います。またひとつユーザの感覚に自分の感覚を近づけることができました。いい記事ありがとうございます。