究極の企業システム

もしろい企業システムが話題になっています。

企業システムというと、ERPだのSCMだのSFMだの難しいイメージがあります。最近の流行でいえばSaaS社内SNSでしょうか。

そんな中、これは「楽しい」「おもしろい」といった印象の一風変わったシステムです。

「ゲーム感覚で仕事ができる」--業務システムに魔法をかけたバリュープレス - CNET Japan


 無事会社に到着し、席に着くと本格的にゲームが始まる。「スタッフシステム」と呼ばれるゲーム上では、ひとつひとつの業務が「経験値」というポイントで計算され、参加者はいかにして多くのポイントを稼ぐか競い合う。
 ポイントは、業務内容やその作業に必要な平均時間などによって設定されている。業務が早く完了すれば、ポイントが高くなる仕組みだ。このポイントは、「マイページ」でいつでも確認できる。"(中略)
 例えば、1000ポイント獲得すれば名刺が持てるようになる。2000ポイントになると、ひとりで顧客訪問が可能だ。3000ポイントでは 1000円以下の決裁ができるようになり、1万ポイントで部下が採用できる。設定上では、「社長に命令できる」「仕事中に(業務システム以外の)ゲームができる」というレベルもあるという。
 ポイントが一定以上になると、レベルアップできる。誰かがレベルアップすると、ゲーム参加者全員のパソコンでファンファーレが鳴り響くのだ。


RPGゲームを楽しんだことのある人にとってはもちろん、そうでない人にも「やる気」や「楽しさ」を感じさせてくれるシステムですね。

従来の企業システムでも、数値化されていないだけで経験を積んだり権限が増えたりといったことはもちろんあるわけですが、それを見える化」してゲーム形式で楽しんでやるところが魅力なのだと思います。本当にシステムのスクリーンショットまで掲載されています。



さらにこんな仕組みもあるとか。

「ゲーム感覚で仕事ができる」--業務システムに魔法をかけたバリュープレス - CNET Japan


"1日のゲームが無事終了すると、スタッフは日々のゲーム内容を日報として報告する。この日報は、売り上げ管理システムなどの社内システムとリンクして、いかにスタッフがうまくゲームをプレイしたか、その質が判定される。その中には、1日のプレイ時間やコストなどから人件費も計算され、案件単位で赤字か黒字かもリアルタイムにわかるようになっている。

 もちろん、人件費が細かく計算されるのと同様に、顧客ごとにかかるコストも計算される。メールのやりとりにかかった時間から電話で話した時間まで、さまざまな要素が加味されている。こうしたシステムにより、ゲーム参加者のコスト意識も高まるのだ。"


じことを普通にやったら「監視」「査定」「コスト」「ノルマ」・・といったいやーなイメージのものができてしまいそうですが、それを楽しく感じさせる仕組みというのがすばらしいですね。いい意味でのやる気がでてきそうな気がします。


さらに、ノウハウを共有して『競争』ではなく『共創』していく仕組みもあったら最高ですよね。素敵なシステムだと思います。