なぜウェブからイノベーションが生まれるのか?

どうしてインターネットは、こうも毎日毎日新しい技術やサービスが生まれるのだろうか?
旧来型の産業とネット企業ではスピードが違いすぎる。

大企業とベンチャーの企業規模の差なのか? 企業文化の違いか? あるいはテクノロジーによるものか?

旧来型の企業とウェブ企業の違いを考えてみた。

  • 企画・開発は一部の人間 vs 誰でもトライ可能
  • 大勢の承認が必要 vs 個人や少人数で完結
  • 開発コストと期間が大 vs コストはほぼ無料で短時間
  • 社内検討 vs β版・API公開
  • ドメスティック vs グローバル
  • クローズで排他的 vs オープンで協力的
  • 特許で保護、妨害 vs みんなで再利用
  • 部署間交流は打ち合わせ vs 個々人がIMで瞬時に相談
  • 共有は議事録とフォルダ vs SNSとデスクトップサーチ

なんだか、1.0とWeb2.0の比較みたいになってきた。

こう考えると、旧来型企業の方が圧倒的に不利に思えてくる。もちろん、旧来型企業ならではの良さや強みもいっぱいあるのだけれど。
どちらが利益を出すかというとまだまだ前者が強いが、どこからイノベーションが生まれるかは明らかだ。