インターネットビジネスで儲けるコツ
以前、『インターネットビジネスが儲からない理由』というエントリを書いたことがあります。すごい数のアクセスやコメントを頂きました。
この記事では、『儲からない、というよりは、ネットの本質や構造を考えるとお金があまり必要でない。』というのが理由だと考えました。
あらためて、インターネットでお金が動きにくい理由を考えてみます。
一般的に、リアル社会で成立しているビジネスの特徴はというと、
- 一部の人しか(技術的に、知識的に、経験的に)できない
- 一部の人しか(法律的に)活動を認められていない
- 大きな資本が必要
- 大変、つらい、やりたくない
- 組織で取り組んでいる
等の特徴があります。要するに、『普通は簡単にはできない』わけです。だから、自分でやるよりは人にやってもらう。その対価としてお金を払う。こういうことです。
一方、ネットビジネスはというと、
- 誰でもできる(簡単、ノウハウが公開されている)
- 自由にできる(制限する法律が少ない)
- コストが安い(PCとネットさえあればいい)
- 楽ちん(面倒な通勤も対人関係も必要ない)
- 個人や少人数でできる
です。要するに、『誰でも簡単にできる』わけです。だから、人にやってもらうまでもない。お金を払う必要もない。こんなことではないかと。
もちろん、ネットビジネスでも『普通は簡単にはできない』技術や資本や知識や労働が投資されている複雑で高付加価値なものもいっぱいあります。そういったものにはお金が流れる仕組みができています。ユーザからお金を取るのではなく、広告ビジネスという形で外部(リアルビジネス)にお金の源泉を任せているものがほとんどですが、人々が『これは自分ではできない』と思っているからこそ、お金が流れ込んでいるのでしょう。
ネガティブな意味で、『ネットは儲からない』と言っているのではなく、『相応の仕事をすればネットでも儲かる』と言いたいのですが、どうでしょうか。人は、心理的に『誰でも簡単にできるものにお金は払わない』ので、ネットでもリアルでもやっぱり『普通は簡単にはできない』価値が必要なのだと思います。