Googleの本当の狙い
昨日のAppleに続き『本当の狙い』シリーズ。
Googleが日本大学にGoogleApps教育版としてGmail、GoogleTalk、GoogleCalendar等を無償提供するそうだ。
グーグル、日本大学にGoogle Appsを提供--50万人規模での利用も検討 - CNET Japan
" Googleは4月3日、「Google Apps Education Edition」を日本大学のドメインで提供する契約を結んだことを明らかにした。
Google Appsは独自ドメインでウェブメールの「Gmail」やインスタントメッセンジャーの「Google Talk」をはじめとしたGoogleの提供するアプリケーションを利用できる有償のホスティングサービス。Google Apps Education Editionは教育関係者向けの無償サービスとなる。
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20346348,00.htm
教育機関向けに無償で提供するのは、社会的にとても意義のあることなので、すばらしいと思う。
ところで、Googleのメリットもありそうだ。
例えば、大学はともかく、今後小学生などにも提供が広がった場合、初めて触るインターネットやPCのインターフェースがGoogleになる。これはすごく大きな影響があるのではないか。
日本でGoogleがYahooに勝てない理由として、初心者ほどYahooを好むという点がよく指摘されている。初心者本や初心者向けの講習でYahooを第一に教えるからだ。初心者の方には、YahooJapanこそがインターネットの入口であり、全てに近い存在となっている。
Googleが若年層や初心者へアプローチを広げることで、これが崩れるかもしれない。そんな可能性があると思う。
そういえば、そのぶん学費が安くなったりしないのかな・・なんて。もしくは何か生徒や教育に還元されるといいんですが。くれぐれも世の中にフィードバックされますように。