Googleの本質

GoogleがDoubleClickを31億ドルで買収したそうです。約3700億円!すごい額です。ちなみにドル円の換算はGoogle「31億ドルを円で」と検索すると得られます。


これは、自然言語による検索という意味で、とてもおもしろい機能だと思います。通常、人がコンピュータに何かをしてもらう際は、直接コマンドを打ち込んだり、何かのアプリケーションソフトを利用するわけですが、この例では普通の言葉でコンピュータと対話しています。しかも、そのコンピュータはネットワークのあちら側にあって、かつ世界中のコンピュータから集めた情報を利用して、その結果を返します。コンピュータと対話しているというより、ネットワークと対話しているといった方がいいかもしれません。


こう考えるとあらためてすごい仕組みですね。


Googleの何がすごいって、Googleは1台、もしくは複数台のコンピュータなのではなくて、ネットワークそのものだからです。ユーザと対話して世界中のコンピュータから最適なアウトプットを返す。全コンピュータを代表するインターフェースになっている。そこがすごいと、ひょんなことから思いました。

グーグル、ダブルクリックを現金31億ドルで買収へ - CNET Japan


"買収は2007年内に完了する予定。Schmidt氏は、メディアエージェンシーや広告主が、単一のコンソールから、検索広告やディスプレイ広告のキャンペーンを一元管理することができるようになると述べた。「システム全体がより迅速に動くようになる。ユーザーにターゲット広告のメリットをより多く提供できる」と同氏は述べる。"
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20347125,00.htm

ITmedia News:Google、DoubleClickを約31億ドルで買収


"米Googleは4月13日、オンライン広告配信の米DoubleClickの買収で合意に達したと発表した。Googleは、DoubleClickの出資者である投資会社Hellman & FriedmanとJMI Equityに、約31億ドルを現金で支払う。買収取引は年末までに完了する見通し。"
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0704/14/news012.html