税金のつかいかた

く国の施策に無駄なものが多いと言われる。国の企画だから予算はふんだんに使える一方、あまり成果については問われない。

言い訳として「長期的視野で」とか「ユニバーサルで」とか「公共のために」等と言われる。たしかにどれも大事だが、ちょっと待ってと言いたい。短期的な利益を求める必要はないし、マジョリティだけでなくマイノリティを考慮した施策はもちろん大事だ。

けれど、まったく成果を考慮せずに税金を使っているような企画はいただけない。なぜかっていうと税金だからだ。税金とは人々のお金だからだ。国が稼いだわけではなく、人のお金を代わりに使っているのだから、もっと成果が問われるべきではないだろうか。


に、国は企業より成果を気にすべきだとも言える。企業は株主や経営者や社員等の一部の特定の人達のものだ。自分達で稼いだお金だ。企業が自分のお金を何に使っても構わない。世の中の役に立たなかったら勝手にすたれていくだけだ。

でも、国のプロジェクトは自分のお金じゃなくて人々のお金を使っている。人のお金を使っているんだから、ちゃんと効果測定をして、失敗してもいいけれど反省して次に生かしてほしい。成果が出せないならばその企画や予算はだんだん減っていくべきだろう。効果があるなら増えていもいい。成果によって税金の額が変わらないのはおかしいとも言える。


のプロジェクトだからしょうがない、じゃなくて、国のプロジェクトだからこそだと思う。

発注側ではなく受注する側の課題かもしれない。あるいはたいして成果を求めない僕ら国民の課題なのかもしれない。皆で考えればもっといい使い方ができるはずだ。一番ダメなのは問題視しないことだ。特定の党や省やルールのせいとか、そういう議論ではなく、皆でもっといいやり方を考えようよ。