地球とネットインフラ

球と人間の関係が、ITにおけるインフラとアプリケーション・サービスの関係に似ていると漠然と思う。

地球はもちろん大切で、全ての人間活動のベースとなるものだが、ともすれば軽視されがちだ。軽視というよりは、存在するのが当たり前過ぎてあまり感謝しなくなるという感じか。インフラも同様に「土管」呼ばわりされる。

どうしても、より上位レイヤーの活動の方が変化が激しく多様で見栄えがするので、注目される。地球と人間活動で言えば、自然より都市のビル群やきらびやかなサービスの方が重視されがちなことにあたる。


ちょっとバランスが崩れているなぁ、と思う。地球とインフラに対して、人間と上位サービスに偏りすぎだ。


済がすごい勢いで発展しているときは、自然環境への影響はあまり考慮されなかった。ある程度発展して豊かになって初めて地球の大切さに気づき、環境問題が重視されてきている。

インターネットの世界もだいぶ豊かになってきたので、ここらでもう少しインフラに対する感謝が必要かもしれない。自分は上位レイヤー寄りの人間だが、それでもインフラの価値がちょっと低く見られている気がする。


自然があるからこそ成り立つ自分達の暮らしにあらためて感謝しようと思う。