ゴールドカードのビジネスモデル

ールドカードってありますよね。クレジットカードの中でもステータスの高いものです。皆さんお持ちですか?

私は持っていませんが、ビジネスとしては、とてもユニークなビジネスモデルだと思います。
クレジットカードそのもののビジネスモデルはさておき、ゴールドカードならではの魅力は何かというと、ズバリ「虚栄心」です。持っているとお金持ちに見える。いわゆるステータスです。これが売りです。

ゴールドカードは通常のカードと比較して年会費等が高い代わりに様々な得点がありますが、実際は「本当に必要?」「本当に得する?」と思ってしまうものが多いと思います。ポイントが〜倍、〜ラウンジが使える、保険が最大〜万円、といった感じです。どれもこれもほとんどお世話になる機会がないものばかりです。

にもかかわらず人気がある。人の虚栄心とは強いものだなぁと思います。そして、その虚栄心をビジネスにしているところがユニークだと思うのです。


テータスな人が自然発生的に持つようになったものではなくて、「これを持っているとステータスと思われますよ」という人が作ったルールが先にある。ここがちょっとズルいところでもあり、このビジネスモデルのミソでもあります。「入会審査」というもっともらしい仕掛けが、「お金持ちしか持てない」という虚像を創り出しています。(実際はカード保持者の十数パーセントがゴールドだそうです。)

GooglePageRankシステムは、ページの有用性を相互再帰的に計算しているので確からしい結果に落ち着いていますが、ゴールドカードのビジネスモデルは、予め影響力の高いサイトを決めてしまっている様なものです。「うちのサイトからリンクされたサイトを良いサイトと認めます。良いサイトはみんなうちからリンクされているんです。だから良いサイトだと思われたかったらお金を払いなさい」みたいなルールが先にある。落ち着いて考えるとおかしいものですが、それでもこのシステムに惹かれる人は多い。とてもおもしろいビジネスモデルだと思います。でも、持ちませんが。笑