会社の論理がブレーキをかける

日に引き続き個人と会社の関係について。

IETFというインターネット系の標準化団体がありますよね。RFCを定めているところです。

このIETFは、他のITU-T等の標準化団体と比較して、柔軟で動きが早くていい規格ができるという印象があります。インターネットのイメージそのままです。

これってなぜかな? と思います。


とつ思うのは、参加単位が企業ではなく個人ということ。

個人参加だと、純粋に自分が良いと思うものを提案します。
当たり前です。
でも、企業代表として参加していると、そうもいかなくなってきます。色々と企業の論理・組織の論理が入って来てしまいます。

それはもちろん企業にとって大切なんだけれど、個人の意見ではなく企業の色が濃くなるとどうしても変な方向に行きがちだと思います。

本当はこうなんだけど会社の方針を考えるとこうだ、みたいなことになりがちだと思うんです。


れが結局、意見の擦り合わせに時間がかかることになったり、せっかくできたのにあまり有用でないものができてしまう一因ではないかと思います。

個人の意見を企業にも世の中にも役立てるにはどうすればいいのか? 個人の力を本当に企業と世の中に生かすにはどうすればいいのか? 企業経営の大きなコツだと思います。

JPNIC RFC-JP(IETFにおける標準化プロセス)
http://rfc-jp.nic.ad.jp/what_is_ietf/ietf_section4.html