Google vs Microsoft再び

 Googleの久しぶりにあからさまな相手の領地への進出です。世の中にとっては良いことですが、Microsoftにとってはたまらないでしょうね。

米グーグル、サン製のワープロ表計算ソフト無償配布 ビジネス-最新ニュース:IT-PLUS

 【シリコンバレー=田中暁人】インターネット検索最大手の米グーグルは、サン・マイクロシステムズ製の業務用ソフト「スターオフィス」の無償配布を始めた。ワープロなどを誰でも無料で利用できる。同様のソフトはマイクロソフトが「オフィス」の名称で販売しており、同社の売り上げの約3割を占める重要な収益源。グーグルの無償提供開始で、両社の対決は激化しそうだ。

 グーグルは無償配布の理由を「利用者の利便性を高められる」などとしている。業界関係者らの間では「ネット経由で提供する各種サービスやネット広告とスターオフィスを連携させる狙いがあるのではないか」などの見方が出ている。"

http://it.nikkei.co.jp/business/news/index.aspx?n=AT2M1600U%2016082007

 既に提供しているSaaS型のオンラインアプリケーションとの連携が気になりますが、我々消費者にとっては、何よりPCの購入コストが安くなるのがうれしいですね。まさに競争によって消費者が得をするの典型的な形です。

 仮にこの製品が普及するとなると、Googleが配るだけでこうも変わるのか、という影響力に驚くとともに、今迄のSunのプロモーションは何だったんだ?、という気もします。GoogleはGoogleEarthやツールバーを核としたGooglePackを提供することによって、GoogleUpdaterという自動更新ツールを消費者のPCに入れてもらっています。この効果がどれほど大きいか見物ですね。