Googleらしからぬミス?
先日、GoogleがGmail等のサービスで追加の有料ストレージプランを提供し始めた。
Google、PicasaとGmailに有料追加ストレージ - ITmedia News
" 米Googleが複数のサービスで共通に利用できる追加ストレージの販売を開始した。
ユーザーは6Gバイト(年間20ドル)、25Gバイト(同75ドル)、100Gバイト(同250ドル)、250Gバイト(同500ドル)のいずれかのプランを選択可能。支払いはGoogle Checkoutで行う。"
あまり大きな話題になっていなかった様に思えるが、ネット上に250Gのストレージとはなんとも豪勢で未来を感じさせてくれる。競合も数ギガバイトのWebメールサービスを次々投入してきたが、それを突き放すあたりさすがGoogleといった感じだろう。
だが、僕にはこのサービスがミステイクに思える。これが例によって無料だったらいいのだけれど、普通にコストベースで計算された料金の様だ。この松竹梅プランで有料課金するモデルが、NGNで固定通信キャリアが狙っているものと同じと思えるのだ。
インターネット陣営は固定通信キャリアに対して、土管は土管としてオープンにフラットであるべきと言い、松竹梅プランやコストベースプランを批判する。それでありながら、このプランはちょっと頂けない。お前だってそうじゃないかと逆に言われかねない。
個人的には、Google等インターネット陣営の論は好きだ。NGNは難しい状況にあると思う。しかし、このサービスはそんな戦略に対して逆方向に働いてしまいかねないのではないか。