日本の著作権法がまた変な方向に

YouTubeによって日本の著作権法の見直し気運が高まる中、正反対の方針が打ち出されています。

許諾なくネットに流れた音楽など、私的利用も違法に・文化庁方針 インターネット-最新ニュース:IT-PLUS


 文化庁は21日、文化審議会著作権分科会の小委員会で、著作権者の許諾を得ずにネット上に流れている音楽や映画などの作品を個人的にパソコンでダウンロードする行為を、違法とする方向で検討していると報告した。罰則は設けない方針。今後、同小委が法改正に向けて審議する。

 違法コピーされた音楽などのダウンロードは、私的複製の範囲内として現在は認められている。ただ違法コピーが急増しているため、政府は「著作権者に著しい不利益が生じている」と判断。知的財産戦略本部が3月にまとめた報告書も著作権法改正を求めていた。"


http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=AS1G2102F%2021092007

 正直、呆れてしまいます。そもそもネット上のコンテンツが違法かどうかなんてどうやって判断するのでしょう。モノは全て一緒なのだから。結局、どの流通業者が”お墨付き”なのかルールを作って利益を独占したいんでしょうね。『著作権者に著しい不利益が生じている』のではなく、『流通業者に』でしょう。ユーザは利益を受けているわけですから、そのバランスの取り方を考えるべきなのに、政治に圧力をかけられる人達の声しか反映しないとは・・