株主とお客様どっちが偉い?

 「会社は誰のものか?」なんていう議論がよくあります。株主、経営者、従業員、お客様、取引先、いろいろありますが、果たして誰が一番えらいんでしょうか?

 ひとつお金で考えてみましょう。


 株主は、元手をくれる人です。例えば1万円くれる人としましょう。1万円くれるけど1万円以上にして返してもらおうとする人です。

 次に、経営者や従業員は、その1万円を使って1万円以上の価値を創ろうとする人です。取引先はそれを手伝う人です。例えば、1万円で2万円分の製品やサービスをつくります。

 そして、お客様はその価値を認めてくれる人です。例えば1万円かけてつくったものを2万円で買ってくれる人です。この人が認めることによって初めてその製品やサービスは2万円の価値を持ちます。


 さて、誰が一番いい感じですかね?


 なんとなく、株主はがめつい感じがしますね。経営者・従業員は価値を創りだし、お客様がその価値を認めて結実させているので、この人たちはいい流れを創っている感じがします。

 ただ、株主がいないと、そもそもこの流れが始まりません。一番不透明でリスクが高いのも株主です。そう考えると、なんだか勇気ある応援者みたいな気もします。

 さて、誰が一番大切なんでしょうか?