SNSのPVが高いワケ

 今、米国、いや世界でもっとも話題となっているウェブサービスといえばFacebookというSNSです。従来は学生向けのクローズドなものでしたが、利用をオープンにし、かつAPIを公開してSNSの情報を利用したアプリケーションを第三者が自由に開発できるようにしたことで、優れたアプリケーションが次々と登場し、ウェブ時代の新OSとまでいわれるほどのPFに成長しました。

 そのFacebokがAJAXという非同期通信技術を採用しました。GoogleMapでも使われているあれです。要するにクリックしてページが切り替わるのを待つことなく、バックグラウンドで自動的に通信・更新してくれる技術のことです。

 これによって、使い勝手がよくなったものの、PV(ページビュー)が下がっているという話があります。

TechCrunch Japanese

Ajaxによって、以前であればサイト上で何回もクリックする必要のあった情報が、1つのページに表示できるようになるり、ウェブサイトの効率は良くなった。comScoreやNielsen/NetRatingsなど、ほとんどの測定会社からは、Ajaxに移行したサイトはページビューが減ったように写る。しかも、Facebookは、かなりのページビューを写真で稼いでいる。

http://jp.techcrunch.com/

なるほど、SNSのように友達やアイテムの写真が多いサイトや、ECサイトのように商品の画像を多数表示するホームページは、それぞれ別のPVとしてカウントされていたので、見かけ上PVが多かったわけですね。
mixiやモバゲー等の日本のSNSのPVが大手ポータルをしのぐわけがわかりました。今後PVだけでなくどんな指標が必要になりますかね。


・滞留時間
・アテンション率(注目率)
・スティッキネス(引きつけて離さない度)
・魅力度


などでしょうか。ウェブトラヒック分析もまだまだイノベーションが起きそうな分野ですね。