ビルゲイツ最後の基調講演

wanwangorogoro2008-01-08

 界最大の家電見本市、CESで恒例となっているビル・ゲイツの基調講演があった。早くもスピーチが翻訳されている。

ビル・ゲイツ会長「次の10年が楽しみ」・CES最後の基調講演 PC&デジタルカメラ-最新ニュース:IT-PLUS

こうして引退話に触れたあと、ゲイツ会長は「これから10年は『Connected Experiences(つながりの経験)』の時代になるだろう。そこには3つの重要なポイントがある」と後半の話に入った。  最初のポイントは「HD Experience」で、ゲームやテレビ、パソコンなど様々なデバイスを使い、どこにいてもこれまでにない高い画質で迫力ある映像・音声を楽しめるという。また、3Dを使ったインターフェースが普及し、3D会議や3Dショッピングを人々が利用するようになるだろうと予測した。  第2のポイントは、常時接続を超えて、ネットでつながりを見いだす社会の実現だ。ネットワークを通じてコンテンツやサービスを苦労なしに楽しむ技術が確立され、情報(写真やビデオ)を自由に享有できるようになる。また、様々な思い出はデジタル情報として記録されていくようになるだろうと、ゲイツ会長は述べた。  第3のポイントは「ユーザー・インターフェースの多様化」で、これからのデジタル社会では従来のキーボードにマウスという制約から人々が解放される。タッチスクリーンや音声などシンプルで直感的な操作がデジタル機器にこそ求められており、それを実現できるのが(マイクロソフトの)ソフトウエア技術だと強調した。


 れを聞いてみなさん、どう思うだろう? おもしろいのは、ソフトウェアのビジョナリーとして世界最高峰のビルゲイツが、ソフトではなくネットワーク(2つめ)やハードウェア(3つめ)について、将来予測をしていることだ。
 iPodiTunesの様に、単なるソフトやハードではなく、ソフトとハードとネットワークが切り離せないものになってくるのが今後の潮流だ、という見方もできるし、ソフトだけでは今後のイノベーションは起こらない、という見方もできる。

 Microsoftは以前からマウス等の周辺機器も製造・販売しているし、本文中にある様に近未来のUIも多数研究している。Appleのようにソフト、ハード、ネットワークを駆使したサービスに今後は力を入れてくるのかもしれない。