ブロードバンドによって情報が古くなる?


今日はアインシュタイン相対性理論とウェブの関係について。

相対性理論には2つあって、一般相対性理論特殊相対性理論からなっています。
そのうち、特殊相対性理論とは、簡単に言うとこんな法則です。

  • 時間と空間は絶対でななく、相対的なものである。
  • 光に近い速度で動くと、時間がゆっくり進む。


例えば、光速に近い超高速ジェットがあったとします。
これで移動すると、地球時間で1年経っても、移動している人達は時間の進み方がゆっくりになり1年経たないので、実質的に未来へ行くことができます。
こんな不思議なことが本当に証明されているんです。


そこで思ったんですけど、光ファイバーって文字通り光で信号を送って通信しますよね。
つまり、その送受信される情報から見ると、周りの情報はゆっくり進んでいることになるんです。
つまり、
普通に生活している僕らの時間で1秒経ったとしても、情報くんは1秒を経験していないんです。
となるとどうなるかというと、僕らから情報くんを見ると、過去からやってきた様に見えるんですね。
逆に情報くんから僕らを見ると、僕らが未来に見えるんです。
インターネットがブロードバンド化して、光ファイバーになってくると、こんなことが世界中でものすごい量で起こってくるわけです。

なんか不思議なことになりそうですよね!


HP、Blog、SNS、メール、IM、書類、書籍、音楽、映像、金融・・・色んな情報がデジタル化されてきています。
ますますこの傾向は拡大していきます。光回線がどんどん普及していきます。
そうなると、時空にずれが生じてきます。
僕らから見ると、過去の情報が増えていきます。情報から見ると、僕らは未来の世界に見えます。

でも、情報くんは歳をとりません。歳をとっても変化しないんです。
だから、本当は過去の情報になっているのに、変化しないので、変わっていない様に見えます。
これまた不思議ですよね。


アインシュタイン特殊相対性理論が通用しない世界ができちゃっているんです。
時間と空間は相対的なもので、超高速で進むと時間が遅れるにも関わらず、時間が送れてもその存在に変化がないんです。
逆に変化しない存在だからこそ超高速で移動することが可能なのかもしれません。
今の所、人間が光速に近い速度で進む手段は実現できていないですからね。人間の様に時間が経つと変化してしまう存在というのは、結局光速で移動できない様になっているのかもしれません。


不思議ですね。
ブロードバンド化が進むと、過去の情報が増えていくんです。
だからどうだ、という結論がまだわかりません。
不思議な話というのは不思議なままで考えない方がいいのかもしれません。
ただ、おもしろいですよね。 とってもおもしろいです。
いつかコンピュータが発達して情報が知性を持ち、時間の影響を受ける情報というものができると、その情報は光速では移動できないのかもしれません。
もしくは、光速で移動すると、その情報は古くなってしまいます。
何かがおこりそうです。楽しみですね。


こういう話が好きな科学少年少女のみなさん、雑誌Newtonがオススメです。